道昌僧都(そうず)が百日間の求聞持法(ぐもんじほう)を修し、満願の日に井戸で水を汲んでいると明星が天空より降りそそいで、虚空蔵菩薩が来迎(らいご)したと伝えられています。本尊の顕現としての明星天子を本地として『電電明神』を主神とする『明星社』(みょうじょうしゃ)が鎮守社のひとつとして奉祀されました。
同社は元治元年(1864年)の禁門の変の際、堂社ともども焼失しました。昭和31年(1956年)、それまでの仮宮であった社殿を電気電波関係業界の発展を祈願するため『電電宮』として新たに奉祀され、同時に電電宮並びに電電塔奉賛会(電電宮護持会)が発足しました。
再興された電電宮並びに建立された電電塔を、茲に諸先輩のご遺志、ご偉業を継承し、昭和五十四年一月、「電電宮並びに電電塔奉賛会」が結成されました。爾来、広く電気・電機関係事業各界のご賛同を得て、会員は年々増加してきております。毎年五月二十三日を電電宮大祭日と定められております。当日は電力、電機、電波、電子各業界より多数の方が参詣されます。又、奉賛会の護持運営をさらに永続させ、発展を期待するため、昭和六十年五月に「法輪寺電電宮護持会」と発展的改称いたしました。科学技術の急速な進歩発展と共に、「法輪寺電電宮護持会」を通じて神仏の加護を信じる心の豊かさをも大切にし、世の中の円満な電気、電波の発展が人類の生活文化を向上させ、世界平和と繁栄をもたらすことを祈りたいものです。。
(財)大阪科学技術センター会長 | 和田昌博氏 |
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(株)朝日放送 相談役 | 平井常次郎氏 |
(株)毎日放送会長 | 高橋信三氏 |
(株)近畿放送社長 | 白石英司氏 |
(社)日本電子機械工業会関西支部長 | 井植薫氏 |
(社)日本電機工業会大阪支部長 | 長井重三郎氏 |
京都府電機卸商組合理事長 | 森谷政之助氏 |
爾来、広く電気・電機関係事業各界のご賛同を得て、会員は年々増加してきております。
毎年、青葉若葉清々しい五月二十三日を電電宮大祭日と定められております。
当日は電力、電機、電波、電子各業界より多数の方が参詣され、電電宮の神徳を賛え、祭祀が斉行されると共に、電気関係事業者の功労先覚者、事業者を顕彰し、その霊を慰める電電塔供養が行われます。
又、奉賛会の事業として電電宮並びに電電塔の環境も逐次整備してまいりました。
奉賛会が発足して五年経過し、電電宮大祭も定型化し、事業も畧々当初の目的を達成してまいりましたので、ここでその護持運営をさらに永続させ、発展を期待するため、奉賛会の規約等を見直し、昭和六十年五月に「法輪寺電電宮護持会」と発展的改称いたしました。
「法輪寺電電宮護持会」は、電力、電機(製造並びに流通)、放送各界関西の有力者を会長、副会長、理事等の役員にご就任願い、理事制をもって心からその趣旨にご賛同頂ける会員の方々によって護持運営されております。
今日の電気、電波の発達、特に各分野でのエレクトロニクス化での技術革新は、実に目覚しいものがあります。
科学技術の急速な進歩発展と共に、「法輪寺電電宮護持会」を通じて神仏の加護を信じる心の豊かさをも大切にし、世の中の円満な電気、電波の発展が人類の生活文化を向上させ、世界平和と繁栄をもたらすことを祈りたいものです。
エジソン、ヘルムホルツの碑と電電塔
毎年5月23日にあらゆる電気関係事業の発展と無事故安全を祈願する